ホンダの中国現地法人は8日、5月の新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は5万2100台。前年同月比は4か月連続で前年実績を上回り、91.7%の大幅増。これは、昨年5月が東日本大震災後の減産の影響で、販売が落ち込んだ反動だ。
ホンダの中国合弁には、広州汽車との広汽本田、東風汽車との東風本田の2社がある。5月実績は、広汽本田が前年同月比81.6%増の2万7200台と、4か月連続で増加。『アコード』(日本名:『インスパイア』)が13%増の7213台と、牽引役を果たす。
また、東風本田は5月、2万4900台を販売。こちらも前年同月比は104.1%の大幅増で、4か月連続で前年実績を上回った。『CR-V』が220.5%増の1万6000台と、大きく伸びた。
ホンダの2012年1‐5月中国新車販売台数は、前年同期比10.8%増の26万1800台。同社は2012年、中国の新車販売目標台数を前年比2割増の75万台に設定している。