2009年の東京モーターショーでは、EVやエコ一色でレーシングカーなどほとんどみかけなかったが、東京オートサロンではそんな心配はない。
スバルブースにはいくつかの競技車両の展示があるが、派手なカラーリングの4ドアセダンは、ニュルブルクリンク24時間耐久レースのためのテストカー(レプリカ)だ。ベース車両は5ドア車ではなく4ドアセダンで、カーボンルーフが特徴である『インプレッサSTI WRX tS』だ。
市販仕様から主な変更点は、カーボンルーフにくわえ、ボンネット、トランク、バンパーなどもカーボン化し軽量化を行っている。スバルテクニカインターナショナル 渉外部渉外課日浅英之主事によれば、昨年のニュルブルクリンク24時間レースには、5ドア車をベースに開発していたが、今回4ドア車になることで、サーキットでの空力特性が向上したという。
14日のスバルのモータースポーツ体制の発表でもスバルのプロジェクトジェネラルマネージャ森宏志氏が述べていたように、スバルはこの車で今年はクラス優勝をねらう。