米国IIHS(道路安全保険協会)は22日、高い衝突安全性が認められる「2011トップセーフティピック」全66台のリストを公表した。前回1台も選ばれなかったトヨタが、今回は8車種が選出されている。
IIHSの衝突テストは前面オフセット64km/h、側面50km/h、後方32km/hで実施。ダミー人形が受けた傷害レベルに応じて、 GOOD(優)、ACCEPTABLE(良)、MARGINAL(可)、POOR(不可)の4段階で評価する。IIHSは総合評価でGOOD(優)となった車を、「トップセーフティピック」に認定し、衝突安全面でのお墨付きを与えている。また前回から、横転時の安全性を確認するルーフ強度テストの結果も反映された。
カテゴリー別のトップセーフティピック全66台は以下の通り。
●ラージカー
ビュイック・ラクロス
ビュイック・リーガル
BMW5シリーズ
キャデラックCTSセダン
フォード・トーラス
ヒュンダイ・ジェネシス
インフィニティM(日産フーガ)
リンカーンMKS
メルセデスベンツEクラスクーペ
メルセデスベンツEクラスセダン
トヨタ・アバロン
ボルボS80
●ミッドサイズカー
アウディA3
アウディA4セダン
シボレーマリブ
クライスラー200
ダッジ・アベンジャー
フォード・フュージョン
ヒュンダイ・ソナタ
キア・オプティマ
リンカーンMKZ
メルセデスベンツCクラス
スバル・レガシィ(レガシィB4)
スバル・アウトバック(レガシィアウトバック)
VWジェッタセダン
VWジェッタスポーツワゴン(ゴルフヴァリアント)
ボルボC30
●スモールカー
シボレー・クルーズ
ホンダ・シビックセダン
キア・フォルテセダン
キア・ソウル
三菱ランサー(ギャランフォルティス)
日産キューブ
サイオンtC
サイオンxB(トヨタ・カローラルミオン)
スバル・インプレッサ(WRXを除く)
トヨタ・カローラ
VWゴルフ
VWGTI(ゴルフGTI)
●ミニカー
フォード・フィエスタ
●ミニバン
トヨタ・シエナ
●ラージSUV
VWトゥアレグ
●ミッドサイズSUV
アウディQ5
キャデラックSRX
シボレー・エクイノックス
ダッジ・ジャーニー
フォード・エクスプローラー
フォード・フレックス
GMCテレーン
ヒュンダイ・サンタフェ
ジープ・グランドチェロキー
キア・ソレント
レクサスRX
リンカーンMKT
メルセデスベンツGLK
スバル・トライベッカ
トヨタ・ハイランダー
トヨタ・ヴェンザ
ボルボXC60
ボルボXC90
●スモールSUV
ホンダ・エレメント
ヒュンダイ・ツーソン
ジープ・パトリオット
キア・スポーテージ
スバル・フォレスター
VWティグアン
前回は1車種も選ばれなかったトヨタだが、今回は8台がトップセーフティピックに輝いた。その8台は、『アバロン』、『カローラ』、『シエナ』、『ハイランダー』、『ヴェンザ』、レクサス『RX』、サイオン『tC』、『xB』(トヨタ・カローラルミオン)だ。レクサスRXとサイオンxB以外の6車種は、日本で販売されていないモデル(カローラも日本と異なる北米専用デザイン)となる。
スバルは前回に続いて、『レガシィ』『アウトバック』『インプレッサ』(WRX除く)『トライベッカ』『フォレスター』と、米国で販売する全5車種がトップセーフティピックという快挙を達成。スバルオブアメリカのトム・ドール副社長兼COOは「全ラインナップがトップセーフティピックに選ばれた唯一のメーカーということを、大変うれしく思う」とコメントしている。