世間を騒がせたエコカー補助金の終了から早くも1か月以上が経過した。円高メリットを生かして輸入車勢は購入サポートキャンペーンを実施している。購入支援金をサポートするメーカーをピックアップしてみた。
まずはドイツ勢。実施しているのはメルセデスベンツで、金額は『Cクラス』20万円、『Bクラス』15万円、『Aクラス』10万円、『Eクラス』はクリーンディーゼルモデル20万円、『Eクラス』(セダン/ステーションワゴン)は乗り換えで10万〜40万円を、それぞれサポートする。
フランス勢で実施しているのはプジョーで、各車10万円。ただし『RCZ』を除く。イタリア勢はフィアット。全モデルで実施し17万円〜22万円。『500C by Diesel』と『500C VINTAGE』が対象外。。スウェーデンからはボルボが各車で20万円のサポートを実施、『V70』では特別に40万円をサポートしている。
アメリカ勢のGMは、シボレーの2010年モデルで、『コルベット』が30万円+買換えで最高25万円。「Z0」と「ZR1」は除く。『カマロ』が買換えで最高25万円。キャデラックの2010年モデルでは、『CTSセダン/スポーツワゴン』20万円+買換えで最高25万円(CTS-Vは除く)、『STS』が30万円、『DTS』が20万円+買換えで最高25万円。
フォードはSUVの『エクスプローラー』『エスケープ』で自動車取得税・自動車重量税の合計相当額をサポート、エクスプローラーの例で25万9200円。
国内メーカーでも、日産が『ティーダ』『キューブ』『ノート』で10万円、マツダが『デミオ』『アクセラ』『プレマシー』『ビアンテ』で10万円をサポートするキャンペーンを実施している。
サポート金額が大きいのは、キャデラックへの買い替えが最大55万円、ボルボV70の40万円やメルセデスベンツEクラスの10万〜40万円といったところ、フィアットは200万円台のモデルでの実施なのでなかなか魅力的だ。
エコカー補助金とともに増えてきた「購入サポート」という表現、「値引き」や「値下げ」と言うと安売りのイメージがありブランドイメージを傷つける恐れがあるが、その印象は薄くなる。過去にも存在していたかもしれないが、この表現はちょっとした“発明”ではないだろうか?