【SEMA08】タンドラ×ドゥカティのコラボ

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米国トヨタ販売は11月4日、SEMAショーで『タンドラ/ドゥカティ・トランスポーター』を披露した。イタリアの2輪メーカー、ドゥカティとタイアップ。サーキットで活躍するトランスポーターを提案する。

1926年に創業したドゥカティ社は「2輪のフェラーリ」と称されるほど、モータースポーツ活動に積極的。レース参戦から得られたノウハウを市販車に生かしている。真っ赤なカウルは2輪ファンの憧れだ。

ドゥカティ仕様のタンドラは、ダブルキャブのロングボディ車、「クリューマックス」グレードをベースに製作。ボディカラーは「ドゥカティコルセ」と呼ばれる鮮やかな赤で塗装し、コラボモデルらしい華やかさを演出している。

注目はボディサイド。リアフェンダーのパネルを跳ね上げると、整備用工具、レーシングスーツ、ヘルメット、ブーツ、グローブなどのアイテムが整然と収納されている。ちなみに、工具ボックスはドゥカティ指定のイタリアUSAG社製526Vを搭載するこだわりようだ。

写真のバイクはドゥカティ社の『デスモセディチRR』。ロードレース世界選手権の最高峰、MOTOGPクラスで2006年に優勝した『GP6』をほぼそのまま公道仕様としたモデルで、2007年に限定1500台が販売された。日本での価格は866万円というスーパー2輪である。989cc・V型4気筒エンジンは最大出力200psを発生する。

そんなスーパー2輪に負けないスペックがタンドラにも与えられた。5.7リットルV8にはTRD製スーパーチャージャーをボルトオン。最大出力500ps、最大トルク56.1kgmというモンスターに仕立てられた。強化ブレーキ&サス、専用排気システム、カーボンフードなどの機能アイテムも奢られている。足回りはアルコア製アルミホイールにピレリ製タイヤを組み合わせた。

トヨタと協力関係にあるヤマハから嫉妬されそうなコラボモデル、ドゥカティを保有している富裕層から、注文が舞い込んでも不思議ではない。

《森脇稔》

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