【ロサンゼルスモーターショー08】2025年のレーシングカー メーカー競演 

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10月20日、11月19日に開幕するロサンゼルスモーターショーの一大イベント、「第5回デザインチャレンジ」の概要が明らかになった。

米国にデザイン部門を置くアウディ、BMW、GM、ホンダ、マツダ、三菱、メルセデスベンツ、トヨタ、フォルクスワーゲンの9社が参加。2025年のレーシングカーというテーマで、デザインやコンセプトの先進度を競い合う。

アウディ『R25』は2006 - 08年の3年連続でルマン24時間レースを制した「R10」直系といえるデザイン。パワーユニットも超先進的で、最大出力680ps、最大トルク106kgmという強力な電磁モーターを積むという設定だ。最高速度は800km/hと、もはやリニアモーターカーの世界である。

BMW『水素パワーソルトフラットレーサー』は、ボディパネルやホイールをオイル缶や厨房用品から再利用した環境に優しいレーシングカー。BMW得意の水素パワーで走行する点もエコフレンドリーだ。

GM『Chaparral Volt』は新しいレースカテゴリー、「エコトライアスロン」を提案。陽気なカリフォルニアの恵み、アース(重力)、ウインド(風)&ファイアー(太陽光)を動力源にしている点がとてもユニーク。

ホンダ『グレイトレース2025』は1台で陸海空どこでも行ける変幻自在なボディを採用。米国内は陸、アジアへは海、欧州へは空を移動する。米国から24時間以内に地球のどの場所へも往復できるスピードを実現。車だけでなく、船舶エンジンやビジネスジェット機も手がけるホンダらしいレーシングマシンだ。

マツダ『KAAN(還)』はホイールにモーターを内蔵したレーシングカー。2025年、電気自動車が普及したカリフォルニアでは、道路はアスファルトではなく路面抵抗を減らしたポリマーコーティングになるとの想定。そのためタイヤも既存のものとはまったく変わる。レースは30台のワンメイクで行われ、最高速度400km/hという世界でバトルを繰り広げる。

三菱『MMR25』は2025年のラリーカーという設定。ひとつの車輪に8個の独立制御可能なモーターを備え、4×4ならぬ8×4駆動となる。つまり、前進、後退だけでなく、真横など360度の方向へ移動できるというわけだ。WRC(世界ラリー選手権)では恐らく無敵だろう。

メルセデスベンツ『フォーミュラゼロ』は未来のF1マシン。ボブスレーと競技ヨットをモチーフにデザインされ、4つのホイールに高性能なモーターを組み込む。抜群の路面追従性を備え、急バンクはもちろん、ジェットコースターのように空中を宙返りするコースも走行できるという。

トヨタの『ルマンレーサー』は走行シーンによってボディ形状が変わるのが革新的。高速モードではボディやトレッド幅が小さくなり、空気抵抗を低減。560km/hの最高速度を実現する。コーナリングモードでは、ボディとトレッドが拡大。タイヤもワイドになる。動力は燃料電池で、ホイールインモーターに供給される。

フォルクスワーゲン『バイオランナー』は世界一過酷なレースといわれるバハ1000参戦仕様。約1600kmをノンストップで走行するため、ドライバーの疲労軽減を徹底的に追求した。万一の際にはヘリコプターに格納できるようにデザインされている。バイオジェット燃料対応のデュアルタービンエンジンは毎分50万回転まで許容する。

9台はいずれ劣らぬ秀作ぞろい。しかも、各社の特色が表現されていて興味深い。モーターショー会場では世界中のジャーナリストやメディアの投票で、最優秀作品が決定される。どの1台がお気に入り??

《森脇稔》

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