BYDグループのプレミアム電動ブランド「デンツァ」は、同ブランド初の電動スーパーカー『デンツァZ』を発表した。
電動スーパーカー『デンツァZ』デンツァZは、デンツァ専用に開発された「e3スポーツカープラットフォーム(e-cube)」を採用。フロントに1基、リアに各1基の計3基のモーターを搭載するトリプルモーター構成で、システム最高出力1604ps、最大トルク1240Nmを発揮する。
0-100km/h加速はクーペで2.25秒、最高速度は300km/hを実現。オプションのセミスリックタイヤを装着したレーシングバージョンでは、0-100km/h加速1.96秒、最高速度350km/hに達する。
■フラッシュ充電で9分フル充電
BYDグループが開発した「フラッシュ充電」技術を採用し、最大1500kWの充電出力を1本のコネクターで供給できる。バッテリー残量10%から70%まで5分、10%から97%まで9分で充電可能だ。マイナス30度の極寒環境でも20%から97%まで12分で充電できる。
バッテリーは第2世代ブレードバッテリーで容量76kWh。航続距離はクーペで約409km、スパイダーで約399km、レーシングで約380kmとなっている。
■4つのバリエーションを設定
ラインアップはクーペ、スパイダー、レーシングの3モデルに加え、「スペシャルエディション」を設定。スペシャルエディションはレースグレードの二層複合ボディワークを採用し、システム出力は2000ps超、0-100km/h加速は1.7秒以下を実現する。また、フロントアクティブディフューザーとリアウイングフラップを協調制御するドラッグリダクションシステムにより、空気抵抗を最大40%削減しながら、時速300km時に2000kg超のダウンフォースを発生させる。
スペシャルエディションは2026年秋にニュルブルクリンク北コースのラップレコード挑戦を予定している。
■デザインと車体
電動スーパーカー『デンツァZ』
デザインはBYDグローバルデザインディレクターのヴォルフガング・エッガー氏が率いるチームが担当。「スピードの生きた彫刻」をコンセプトに、空力性能と美しさを両立させた。
クーペとスパイダーの全長は4780mm、ホイールベースは2780mm。4人乗りレイアウトを採用し、クーペとレーシングのトランク容量は250リットル、リアシートを折りたたむと550リットルに拡大できる。
レーシングバージョンは全長4870mmで、時速350km時に1060kgのダウンフォースを発生。カーボンファイバー製フロントスプリッターやアンダーフロアボルテックスジェネレーターなどを装備し、電動モーターの冷却効率を50%向上、ブレーキディスクの冷却効率を32%向上させている。
■先進技術を多数搭載
電動スーパーカー『デンツァZ』世界初の15-in-1完全統合型電動ドライブユニットを採用し、最高回転数3万rpmを実現。車両運動制御システム「VMC」は最短10ミリ秒の信号伝達時間で、制動・サスペンション・ステアリングを統合制御する。
また、世界初の3モーターインテリジェントトルクコントロールシステムにより、フロントホイールを軸にリアホイールを旋回させる「コンパストターン」が可能だ。
サスペンションにはデンツァ独自のDiSus-M磁気粘性サスペンションを採用。インテリアには8.88インチのデジタルインストルメントパネルと12.8インチのインフォテインメントシステムを搭載する。










