F1撤退に当たって鈴木亜久里代表は「F1のチームオーナーになるという夢を果たすことができた。苦しかったけど、やってよかったと思っている。いろんなことにチャレンジができる人生を過ごせているんだから、神様には本当に感謝していますよ」と語る(6日)。
「あっという間の2年半だったけど、内容の濃い戦いができたと思っている。06年はジェット戦闘機に竹槍で挑んだ。07年は零戦くらいになったかな? 今後、プライベーターがF1に参戦するのは、もう難しいだろうね。予算制限が加わったりしても、無理だと思う。やろうとする人がいたら、『やめた方がいい』って言ってあげようかな」(苦笑)
「一番嬉しかったことは、ドライバーやチームスタッフが僕に全信頼を向けてくれたことだね。僕自身に悔いはない。今は、チームのみんなと、こんな小さいチームを応援してくれた世界中のファンへの感謝の気持ちでいっぱいです」
なお、ARTA(オートバックス・レーシング・チーム・アグリ)を中心とした国内のレース活動に関しては「SAF1とは完全に別のもの。影響はまったくない」と、亜久里代表はコメントしている。