3月26日に実施されたダイヤ改正で、JR北海道では北海道新幹線の開業のほかにも、在来特急列車の一部に大きな動きが見られた。
北海道新幹線の開業に最大の注目が集まった2016年3月のJRダイヤ改正。そのなかで、ある日本一の座が北海道のローカル駅に移った。函館本線の桑園(札幌市中央区)から分岐するJR北海道札沼線の終点・新十津川(樺戸郡新十津川町)が、日本一終発が早い駅となったのだ。
3月26日にいよいよ新青森-新函館北斗 間が開業する「北海道新幹線」だが、その車内が開業にさきがけ、いちはやく自由に探索可能となっている。
1988年3月の津軽海峡線開業以来、青森と札幌を結んでいた急行『はまなす』が、青森3月21日発の下り列車を最後に運行を終了した。これによりJR線上から定期の急行列車がすべて姿を消した。
北海道の根室本線で運行されている最長距離・最長時間のJR普通列車が、3月26日のダイヤ改正で運行距離では2位に「転落」し、中国地方の山陽本線を走る普通列車に1位を譲ることが分かった。運行時間は根室本線の普通列車が、引き続きJR最長を維持する。
1999年7月の運行開始以来、上野と札幌を結んでいた臨時寝台特急『カシオペア』の上り最終列車が、3月20日に札幌を後にした。同列車の翌21日上野着をもって、1988年3月以来の上野~札幌間在来旅客列車の歴史にピリオドが打たれる。
旭川と稚内を結ぶ最北のJR線である宗谷本線にちなんだイベントとの一環として、「最果ての鉄路を往く~北の鉄道写真展~」が、3月12日から27日まで天塩中川駅「交流プラザ」と音威子府駅の天北線資料室で開催される。
災害による鉄道路線の長期運休区間は、2月末時点で462.6kmだった。1月末時点より12.9km減少した。雪の影響で一部不通となっていたJR西日本の木次線が再開した一方、JR北海道の留萌本線が雪崩の恐れから一部運休となっている。
北海道新幹線が3月に開業し、北は函館から南は鹿児島まで、レール幅1435mm(標準軌)の線路で結ばれる。ビジネス利用客や駅スタッフからは「乗り換えや接続の悪さで敬遠されそうだが、新幹線を乗り継いで九州と北海道を移動する人は意外といる」といった声が聞こえた。
北海道北斗市はこのほど、北海道新幹線(3月26日開業予定)の当面の終点となる新函館北斗駅に、漫画「北斗の拳」の銅像を設置すると発表した。
JR北海道は運休中の留萌本線留萌(北海道留萌市)~増毛(増毛町)間について、一部の列車に対してバスやタクシーによる代行輸送を開始した。
NTTドコモとJR北海道は2月12日、青函トンネル内の旧・竜飛海底駅(青森県外ヶ浜町)と旧・吉岡海底駅(北海道福島町)で携帯電話サービスを提供すると発表した。2月19日から開始する。
JR北海道は2月9日、留萌本線の留萌(北海道留萌市)~増毛(増毛町)間16.7kmを当面の間、運休すると発表した。同社は「気温上昇の影響による雪崩の恐れがあるため」としている。
タイムズモビリティネットワークスは、北海道新幹線開業に合わせ、3月24日にタイムズカーレンタル「新函館北斗駅前店」を新規オープンする。
災害による鉄道路線の長期運休区間は、1月末時点で475.5kmだった。2015年12月末時点に比べ29.6km増えた。1月17・23日からの大雪の影響で、西日本を中心に運転の見合わせが相次いだが、中国地方の木次線を除いて全て再開している。