個人投資家の買いと大口投資家の売りが交錯し、全体相場は小反発。自動車株は総じてしっかりした動きとなった。
ダイハツは欧州市場向けの新型『シリオン』を発表した。シリオンはこれまで『ストーリア』の欧州向け仕様だったが、新型は『ブーン』との車名違いだ。現地発の情報だと欧州を意識して開発された、となっている。
『ミラジーノ』のウリは、クラシカルなエクステリアデザインとモダンなインテリアを持ち合わせているところだろう。販売上のライバルは価格帯が近い、スズキの『アルトラパン』ということだが、走りに関しての方向性は欧州車をベンチマークに置いていたようだ。
『ミラジーノ』のグレードは4種類と豊富なラインアップを設定するものの、エンジンは直列3気筒DOHCの1種類のみ。このエンジンは『ムーヴラテ』にも採用された、平成17年基準排出ガス75%低減レベルに適合した、クリーンなエンジン。
ダイハツから発売された『ミラジーノ』には、ミニライトスペシャルという、トップグレードが用意されている。このグレードは、どのような特徴を持っているのだろうか。ミラジーノの開発責任者でもある、ダイハツ工業製品企画部チーフエンジニアの福塚政広さんに話を聞いた。
ダイハツから発売された、クラシカルなデザインが魅力の2代目となる『ミラジーノ』。初代は『ミラ』をベースに、ボディパネル等の変更でジーノを製作していたが、2代目は専用のアッパーボディを製作。もはやミラの派生車種というより、単独モデルとしての色合いが強くなった。
ダイハツ工業が発表した2004年4-12月期(第1−3四半期)の連結決算は、売上高が前年同期比18.5%増の8415億2600万円、営業利益が同102.4%増の222億1000万円となり、増収増益となった。
ダイハツの軽自動車『ムーヴラテ』は量産市販型がカスタムモデルのようなデザインだが、「東京オートサロン」(14−16日、幕張メッセで開催)出展者のクリエイティビティにかかれば、ほら、この通り。
メーカーがレトロカスタムをカタログモデルにしてしまったようなダイハツ『ミラジーノ』だが、まだまだ手を加える余地はある。販売開始から時間が無かったため、メーカー自らのカスタマイズが「東京オートサロン」を彩った。
米国株の4日続落、企業収益の先行き不透明感などを背景に、全体相場は小反落。自動車株は高安まちまちとなった。スズキが6日続伸。大手新聞で「05年の四輪世界販売台数が初の200万台を突破する」と報じられている。
JDパワーアジア・パシフィックが25日発表した2004年軽乗用車サービス満足度調査によると、スズキが前年より評価を上げ、トップとなった。
もともとがスペシャリティで、そこそこの走りの性能を持ち、本体価格は比較的安い軽自動車のダイハツ『コペン』。気楽にカスマイズ&チューニングを楽しむベース車として、知る人ぞ知る人気(東京オートサロン。14−16日、幕張メッセ)。
新しい年に入って企業のトップ交代人事の動きが活発化してきた。18日付の読売、朝日、日経の夕刊にダイハツ工業の社長交代を取り上げて「箕浦輝幸副社長が社長に昇格する人事を固めた」と報じた。
3連休明けの18日の米国市場の動きを見極めたいと模様眺め気分が強まり、全体相場は3日ぶりに反落。自動車株はほぼ全面安となった。三菱自動車工業の人気が一段とヒートアップ。この日の出来高は5億株を超え、連日で上場来最高出来高を更新。
ダイハツ工業は、タイの子会社ダイハツ・タイランドを解散すると発表した。現在は休眠状態で、今後もビジネス再開の予定は無いため、解散することにした。