ヒュンダイは昨年秋、独自のハイブリッド技術を開発。世界戦略小型車の『クリック』(日本名『TB』)に搭載し、先行試作した50台の『クリック・ハイブリッド』を環境部(日本で言うところの環境省)に納入している。
イタルデザインの手によるラグジュアリーセダン、その名も『中華』が主力モデルの華晨汽車が、ミドルクラスのスポーティな新型セダンを公開した。名称は『駿捷』という。
チェリー(奇瑞汽車)が年内に発売予定のセダン『A21』は、同社が独自にデザインしたものというが、実際は「某日本車メーカーを退職したデザイナーをコンサルタントとして雇い、その人物がディレクションしたもの」らしい。
韓国ではこれまでどちらかといえば大型のクルマが人気だった。クルマは一家に1台。大は小を兼ねるという感じで、購入側の意識からしてそういうものだったのだ。また、韓国人は見栄っ張りなので、必要以上に背伸びをして大型車を買うという風潮もあった。
ヒュンダイ『ポルティコ』は今年2月のシカゴショーで初公開されたクルマだ。ピラーレス構造の観音開きドアを備えたミニバンのコンセプトモデル。現行モデルに当てはめるなら『トラジェXG』の後継を意識したものとなる。
サンヤン(サンヨン)『チェアマン』といえば、メルセデスベンツ『Sクラス』によく似た風貌が特徴のクルマだった。エンジンもメルセデスから供給も受けており、さらには「600S」なんていうベンツそっくりのグレード名が付けられていた。
大胆なウェッジを描くウィンドウライン、鋭いヘッドライト、独特のグリル形状……、良くも悪くも印象的なSUVを出展したのは長豊汽車だ。
上海モーターショー開幕の直前、アメリカのフォード社が新工場建設予定地で記者会見を行った。アメリカ勢ではクライスラーが先行し、その後をGMが追った中国進出。いよいよフォードも本腰だ。
良くも悪くも、なにかと話題の尽きないのが奇瑞汽車(チェリーモータース)。既報の通り今回は合計5台のコンセプトカーと量産車を展示していたのだが、会場でそれぞれについて興味深い情報を得ることができたので、一台ずつ紹介しよう。
まるで70年代のアメリカにタイムスリップした気分だ。デューン・バギーを思い起こさせるスタイルのコンセプトカーが、上海モーターショー、上海汽車のブースに置かれていた。