【上海モーターショー05】駿捷なセダンとは? …華晨汽車

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【上海モーターショー05】駿捷なセダンとは? …華晨汽車
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イタルデザインの手によるラグジュアリーセダン、その名も『中華』が主力モデルの華晨汽車が、ミドルクラスのスポーティな新型セダンを公開した。名称は『駿捷』という。

まず驚かされるのは、そのプロポーションの美しさ。このままヨーロッパで販売しても通用すると思えるくらいに全体のバランスがよく、ディテールのすみずみまで手の行き届いたスタイリングなのだ。ただ中国各地の道路を走るには、もう少しサスペンションのストローク量を稼ぐために地上高を上げる必要がありそうだ。

華晨汽車(ブリリアンス・オート)はこれまでBMWから技術供与を受けて成長してきたのだが、今後の商品開発について「自主開発を第一とし、不足する部分を外部から補う」という方針を掲げており、その第一弾の戦略車種として『駿捷』を開発したという。

資料にある「自主研究新起点」という文字が誇らしげだ。「中」の字をアレンジしたグリル(BMWのキドニーグリルに似ているという声もあるが)も健在で、今後の商品展開にも期待が持てる。

駿捷は中華よりも下のクラスを受け持つことになり、2.0リットル直4エンジン搭載モデルが今年10月に発売され、遅れて1.8リットル版を投入する予定だとか。技術的な詳細は公表されていないが、駿捷のCd値は0.25と発表されている(中華は0.29)。

ところで、駿捷については、気になるウワサも耳にした。それは「駿捷のモノコックは中華をベースにしており、キャビン部分はまったく設計変更されていない。実質的には中華の前後オーバーハングを削っただけだ」というもの。

ただ、もし本当にそうだったとしても「プラットフォーム流用」と言い換えれば日本や欧米の車両開発に近いことをしていることになる。中国メーカーは確実に、日本メーカーが辿った道を追い上げているのだ。

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