【ソウルモーターショー05】ヒュンダイのハイブリッド開発は進む

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ヒュンダイは昨年秋、独自のハイブリッド技術を開発、世界戦略小型車の『クリック』(日本名『TB』)に搭載し、先行試作した50台の『クリック・ハイブリッド』を韓国政府環境部(日本で言うところの環境省)に納入している。環境部が警察にも貸与し、長期テストが実施されている。

ソウルモーターショーの会場に実車の展示はなく、機器配置を示したモデルを展示していた。同じモデルはキアのブースにも展示されている。

機器の搭載位置はトヨタ『プリウス』に搭載されたシステム(THS)に似ているが、プリウスがシリーズ/パラレルの併用方式であることに対し、クリック・ハイブリッドはパラレル方式となる。

本来、パラレル方式は小型車には向かないのだが、会場説明員によると「量産時にはもう少し大きなクルマに搭載することを狙っている」と話す。

説明員は「これ以外にも2モーターのタイプを開発している。コンセプトカーの『ポルティコ』は前後モーターを制御するタイプだ」というようなことも話しており、説明を聞くかぎりは構造が『ハリアー・ハイブリッド』に近いように思えた。どうやらシリーズ/パラレル併用方式についても開発を進めているようだ。

また、クリック・ハイブリッドはガソリン車よりは燃費が良いものの、劇的に向上したわけではない。これについては負荷が掛かる発進時を中心にモーターアシストが入るパラレル方式であることや、現在搭載しているエンジンはハイブリッド車のための専用設計ではないことを挙げている。

「市販車の量産と販売は2007年から2009年を目指す」としており、開発がどのように進んでいくかに注目。

《石田真一》

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