【ソウルモーターショー05】韓国でホットハッチブーム?

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韓国ではこれまでどちらかといえば大型のクルマが人気だった。クルマは一家に1台。大は小を兼ねるという感じで、購入側の意識からしてそういうものだったのだ。

また、韓国人は見栄っ張りなので「必要以上に背伸びをして大型車を買う」という風潮もあった。あまりに売れないので10年ぐらい前までは自動車メーカーも小型車をほとんどラインナップしてこなかったという事情もある。

ところが最近になって事情が変わってきた。

韓国内でも経済が発展。住宅地は交通の便が良いとはいえない郊外に広がり、パーソナルユースとしてのクルマが売れる下地も出てきた。

メーカーは欧州市場向けに安価で高性能な小型車を“世界戦略車”としてラインナップに加えるようになり、これを国内でも販売。「欧州で大人気」とCMを打つことで、国内での人気も徐々に上向いてきた。

だが、韓国人のクルマに対する志向はアメリカのそれに近く、「クルマはパワーだ」と強く信じ込んでいる人も多い。そんな人たちに小型車をアピールすべく、GMデーウとキアの2社は“ホットハッチ”のコンセプトモデルをショー会場に持ち込んだ。

いずれもノーマルモデルでは1.5リットル以下のエンジンを搭載しているクルマに対し、2.0リットルのエンジンを搭載してパワーをアップしている。

GMデーウ『カロス・エクストリーム』は様々なパーツを追加したもので、コンセプトモデルでありながら市販を前提としているように見受けられる。車内も自由に見ることができた。

キア『プライド・スポルト』は展示台の上に載せられており、エンジンは公開してくれなかった。

いずれのクルマも若年層からの注目度が高く、日本でハッチバック車が売れていたときの状況に良く似ているように思えた。

《石田真一》

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