トヨタ、ブラジルで持続可能な交通手段開発コンテスト開始…人口400万人都市の課題解決へ

トヨタ・モビリティ基金
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トヨタ・モビリティ基金は、ブラジルのフォルタレザ市で交通弱者が手頃な価格で利用できる持続可能な交通手段開発を支援するコンテストを開始した。

シティノバ、ラビフォー、WRIブラジルと共同で実施するこのプロジェクトは、周辺部に住む貧困層の移動課題解決を目指している。安全を最優先とし、移動時間やコストを削減した利用しやすい交通手段を開発することで、就労や就学機会の拡大を図る。

フォルタレザ市は人口400万人のブラジル北東部セアラ州の州都。同市では近年、コロナ禍やライドシェア拡大により公共交通需要が減少し、格差拡大や機会不均衡が顕在化している。個人車両やバイク利用増加により交通事故、渋滞、環境問題も増加傾向にある。


《森脇稔》

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