日産の新型『フェアレディZ』が30日、発表・発売された。発表会でカルロス・ゴーン社長は「日産は復活した」と宣言、その復活した日産の象徴が新型Zなのである。
『フェアレディZ』のエンジンは、『スカイライン 350GT-8』にも搭載されたV6エンジン「VQ35DE」1種類のみとなった。
トヨタ自動車は30日、『ナディア』を一部改良し発売した。4WD車に2リットルの直噴ガソリンエンジンを新搭載し国土交通省の「良-低排出ガス」(平成12年/2000年規制値の25%低減レベル)をクリアした。
トヨタ自動車は30日、『WiLL VS』に特別仕様車「ホワイトパールリミテッド」を設定し発売した。
今回のフェアレディZも「フラットライド・スポーツ」という言葉をキーワードに開発されている。「目線が動かないこと、つまり、しっかりとした姿勢で繊細なコントロールができること。また、4輪がしっかりと接地し、挙動が安定していることをあらわしており、これは市販車でもレーシングカーでも変わることのないコンセプト」である。
アメリカン・ホンダモーターは、新型『アコード』を日本に先駆けて米国で発表した。9月9日から米国で発売する。今回発表した新型アコードは、北米専用モデルとして開発、高品質、信頼性、環境・安全性能を実現したとしている。
会場の技術説明員に確認したところ、この新型『フェアレディZ』にもコンバーチブルが準備されている。
新型『フェアレディZ』のサスペンションは、前、後輪ともマルチリンク。ベースはスカイラインのものだが、ブッシュやショックアブソーバーに専用チューニングを施し、スポーツ性を高めている。また、リアホイールのトーイン角を、グレードにより異なるタイヤサイズごとに分けて設定。製造時の許容誤差も従来以上に厳しく管理している。
新型『フェアレディZ』の心臓部は、「VQ35DE」型3.5リットルV6の1機種のみ。先代のZ32にあったターボはなくなり、自然吸気のみである。このエンジンは『スカイライン350GT-8』に搭載されているものと基本的に同一だ。
新型『フェアレディZ』のグレード展開はいたってシンプルだ。ベースモデルの上に、豪華装備を持つ「バージョンT」、スポーツ志向の「バージョンS」、豪華装備とスポーツ志向を両立させた「バージョンST」の計4グレードだ。