レクサス『GS』のうち、GS430にはプリクラッシュセーフティシステムの一部としてミリ波レーダーをチョイスすることができるが、これを搭載するとレーダークルーズコントロールも使えるようになる。設定速度は45-100km/h。
レーダー付きのクルーズコントロールといえば、従来は高級車のみに設定されるようなアイテムだったが、ホンダは装着車種の拡大を行っており、『シビック』でもオプションとして注文できるようになった。
アウディ『A8』にも夜間走行の際に進行方向の視界を確保するアダプティブヘッドライトが装備されている。
アウディ『A8』にはミリ波レーダーを使ったレーダークルーズコントロールが設定されている。設定速度は30km/hからで、上限はなんとクルマとしての最高速度(ただし、メーターの刻みはそれ以上の280km/hまである)。
アウディ『A8』に搭載された「Adaptive Headlight」は、他の2車が採用しているAFSとは基本的な機能が違う。
ステアリングの操舵角と車速情報に基づき、自動的にロービームの照射角を変化させる。これにより、「夜間の右左折時やコーナリング時にクルマの進行方向をより明るく照らすとともに、広範囲を照らすことで歩行者や自転車等も認識しやすくしている」という。
ステアリングを切るのと同時に、光軸がクィクィッとその方向に向いていく。仕様上では「コーナリング時にタイヤの切れ角・車速に応じて、ロービームの照射軸を3秒後に車両が到達するポイントに自動的に向ける」とされているが、感覚的にはステアリングを切るのと同時に照射軸が変化しているという印象を受ける。
アウディA8のACC用メインスイッチはステアリングの左下の奥にある。この位置が遠い、あるいは動作時のストロークが大き過ぎるとの意見もあるようだが、スイッチのON/OFFはこのぐらいのメリハリがあっても良いような気もする。
シビックに搭載されたACCは、IHCCのミリ波レーダーを活用した追突軽減ブレーキ〈CMS〉とE-プリテンショナー(運転席/助手席)を採用した総合システムとなっている。
フーガのACCで魅力なのは、この機能が『低速追従機能付』となっていることに尽きる。これまでACCは40km/h以上の走行域で作動するものだったが、この機能が加わったことで渋滞時でも加減速操作を支援してくれるのだ。