ステキ過ぎるセダンである。『XF』には“不採用”だったショーカーのイメージを具現化したヘッドランプが何しろイイ。伸びやかなサイドビューも、5135mmの全長と3030mmホイールベースを生かし切っている。
兄貴分の『X3』に比べ、ホイールベースは35mm短いだけだが全高は130mmも低い。クロスオーバーSUVとしては異例に低いこの1545mmという全高が、『X1』を特徴づける。
これまでの『XJ』伝統のスタイリングもとても気に入っていたので、新しいXJがこうなると知ったとき、カッコイイと感じた半面、旧XJを名残惜しむ気持ちも小さくなかった。しばらく何らかの形で旧XJも残しておいてくれてもよかったのにとも思った。
若干ディーゼルっぽさが前モデルよりも主張されてしまっているのかな? という乗り味。
これまでのボルボ『C70』は、『C30』『S40』『V50』との共通性が高く、ファミリーの一員というイメージがいささか強すぎた気がする。そのイメージが、このクルマのスペシャリティ性の足を引っ張っていたように思う。
最初に写真で見たときは「なんじゃこりゃ」と思った。
新しいジャガー『XJ』は見るからに大きく立派になった。全長が5mを超え、全幅は1900mmに達するのだから、もう十分すぎる大きさである。そのサイズのボディが、革新的なデザインをまとって登場した。
手前までカーブしたワイドなフロントウィンドウにより低くなったドライビングポジションでも視界がとても良い。
『パッソ』はクルマそのものを評価する前に、平然と約束を破った点で評価できないクルマだ。2007年7月に、今後全乗用車に標準装備すると宣言したSRSサイド&カーテンエアバッグを、今回のパッソでは全車オプション設定に後退させてしまったからだ。
スズキが単にガタピシ走る軽自動車メーカーだと思っていたら大間違いだ。いまやその質感は驚くほどの進化をみせる。そもそも安いだけのクルマを作るなら、VWが「組もう」と言ってくるはずがないではないか。