女性スタッフ主導の企画開発だった、との前情報に、オトコの私はやや気後れを感じながらの試乗会出席だった。が、実車は意外にもプレーン。
BMW『5シリーズ グランツーリスモ(GT)』は、セダン、ワゴン、クーペ、SUVの価値を巧みに兼ね備えた、まったく新しい発想のモデルといえる。それだけに、これまでにBMWがもたらした価値に共感しなかった人の気持ちを動かす可能性さえ備えている。
久々に登場した5世代目となる『カマロ』。日本正規導入車種はV6(3.6リットル)を搭載する「LT RS」とV8(6.2リットル)の「SS RS」の2車種。
ウインドスクリーンがセンターピラーまで伸びている! 数を売らなきゃいけないBセグメントのハッチバックに、よくぞこんな大胆な設計を採用したものだ。さすがシトロエンである。
ボルボのエントリーモデルとなる『C30』は2009年に4気筒2.0リットルエンジン+パワーシフトの組み合わせを採用してパワートレーンを一新したが、2010年には前後のデザイン回りを中心に改良を実施した。
トヨタ『プリウスPHV』(プラグインハイブリッド)のある暮らしが想像できるかどうか……。この疑問に、プリウスPHVの将来が深く関わっていると断言できる。
新開発3.0リットルDOHCのV6直噴エンジンが注目。すでに3.6リットル版は『CTSセダン』に搭載され『カマロ』にも設定されているが、果たしてその3.0リットル版のパワーはワゴンを運ぶのに十分なパワーを持っているのか? ということが気になっていた。
副変速機構付CVT。なにやらむずかしい名前だが、そんなこと軽自動車のメインユーザーであるアラサー&アラフォー女子には、わかりゃしない。
GTは標準の5シリーズより上級のクルマに位置づけられる存在となり、5シリーズのフルモデルチェンジを先取りする形で登場したのかと思ったら、そうではなかった。
営業畑の人たちからは、「こんなにデザインに凝らなくていいからもっと安く作ってくれ」という声もあったという。