新非対称トレッドパターン、新トレッドコンパウンド、左右非対称プロファイル、縦長接地面形状という4つの大きな技術改良により2009年大幅に進化したスタッドレスタイヤ。
小さいボディでもしっかりしたクルマが欲しいという人にぴったりのクルマ。ドアを閉めたときの音で、そのしっかり感が判る。
前世紀の悪しき風習である「大きい=偉い」を覆すべく登場した『iQ』。心意気は気高かったが、日本では人々の意識だけでなく、税制や利用環境の壁にも阻まれ、やはり苦戦している。
大人のクルマかと思って乗ったら、ちょっとがっかりというのが第一印象。
4代目になったステップワゴンは、ひとつ飛び抜けた特長はないのだが、これまでの実績を生かしてソツのないクルマに仕上がっている。
第一印象は「ややエグい?」と思えるスタイル。Aピラーを50mm後退させロングノーズを強調、後輪駆動らしさを表現したプロポーションがマセラティ『クワトロポルテ』似?、とも思った。が、試乗時間内(1時間枠×2)で見慣れた。
このところ縮小傾向の続く日本のセダン市場の中で、「売れている」といえるのは、『クラウン』と『マークX』ぐらいしかない。
見た目のハイブリッド車らしさはあえて『プリウス』より薄くして、もっと大きくゆとりのあるクルマが欲しい人向けという感じ。マーケットでの守備範囲が広いクルマだ。
ボディを共用するレクサス『HS250h』に比べるとソフトなサスペンション特性だといえるだろう。
各メディアで絶賛されている意味が、最初は理解できなかった。