事実上、日産のフラッグシップモデルとなるだけに、新型『フーガ』は相当に気合の入ったクルマに仕上げられた。
“軽”の『アルト』が、コンパクトカーに肉薄する勢いで一新された。外観は“LEGO”のジドウシャのようだった先代から一転、『スイフト』にも通じる存在感に。プレスドアを採用し、ドア開口は先代より大きく、乗降性もいい。
後席足元空間だけは、やっぱり兄貴分の『ゴルフ』に明確に及ばないけれど、それ以外のクオリティや作り込みレベルに関しては「むしろそれすら凌いでいるのでは!?」と感じられる入魂のコンパクトカーがこのモデル。
クーペ/カブリオレの『A5』をベースに、スタイリッシュな4ドア車に仕上げたモデル。カッコ良さと機能性を備えたモデルはいくつかのメーカーがラインナップしているが、『A5スポーツバック』もその流れの中にある。
「才」と「彩」が開発時のキーワードだったという。ハイブリッド機構を始めとする先進性と、手頃な高級車という価値観を融合させたのが、この『SAI』のコンセプトだ。
新非対称トレッドパターン、新トレッドコンパウンド、左右非対称プロファイル、縦長接地面形状という4つの大きな技術改良により2009年大幅に進化したスタッドレスタイヤ。
小さいボディでもしっかりしたクルマが欲しいという人にぴったりのクルマ。ドアを閉めたときの音で、そのしっかり感が判る。
前世紀の悪しき風習である「大きい=偉い」を覆すべく登場した『iQ』。心意気は気高かったが、日本では人々の意識だけでなく、税制や利用環境の壁にも阻まれ、やはり苦戦している。
大人のクルマかと思って乗ったら、ちょっとがっかりというのが第一印象。
4代目になったステップワゴンは、ひとつ飛び抜けた特長はないのだが、これまでの実績を生かしてソツのないクルマに仕上がっている。