『A5』に搭載されるV型6気筒3.2リットルエンジンは、オープンボディによる重量増を問題にしないだけの実力を持つ。7速Sトロニックとの組み合わせも上々で、芦ノ湖スカイラインのワインディングを楽しく走らせることができた。
旧型より180mm長く、150mm幅広くなり、プラットフォームまで『ルーテシア』用から格上の『メガーヌ』用にスイッチした新型『カングー』。こんなに大きくなった理由は、ヨーロッパで商用車として使われていることと関係がある。
ダイハツ『ミラ ココア』は、昨年末に生産を終了した『ミラ ジーノ』の後継モデルともいえるクルマだが、見た目のイメージなどは『ムーヴ ラテ』の後継車のようにも思える。
近年の日産には、印象深いデザインの車種がいくつもあるが、またしてもそれを象徴する1台が出てきた。日本車離れした雰囲気もあるし、いまやピンからキリまでさまざまなタイプが存在する世のSUVの中でも、ひときわ異彩を放っている。
一時の勢いを失ったボルボブランドの、復活ののろしになり得るモデルだと私は思っている。ブランドが元気を無くしたのは、現行型『V70』の上級志向の度が過ぎたからだ。
様々な過激モデルがひしめくこのクラスにおいて、マイチェンしたにもかかわらず話題性でも、現実の売れ行きでもやや埋没感のある『XKR』。
個人的には、なんで『スカイライン』って言ったのだろうという気分の悪さと、『クロスオーバー』なんていう安直なネーミングに、突っ込みどころ満載という思いで試乗してみたが…。
最初に「プリウスとどのくらい違うのか」という視点で接したのは大きな誤りだった。まったく違うクルマであることは走り出してすぐにわかる。
スバルが限定的な形で発売した電気自動車の『プラグインステラ』は、良く走るクルマに仕上がっていた。
ボルボに欠けていたのは、デザインのセクシーさだと思う。木を使った北欧家具はあんなに素敵なのに、鉄板をいじらせるとどうしてこうもヘタなのか。でも、『XC60』でそのあたりにも希望の光が見えてきたようだ。