レクサス初のハイブリッド専用車は、トヨタ『プリウス』より大きなエンジンを積みながら、独立したトランクを持つ3ボックスボディを持つので、静粛性でプリウスを上回る。
『マークII』から『マークX』となって、2代目となる。基本的な機構は『クラウン』を踏襲するが、新型マークXは、4ドアセダン好きな私の心をいたく捉えた。クラウンと車体の幅が同じだが、背を低くしたその姿は精悍で格好いい。
事前説明を聞いていて「!?」と感じたのが、「フロントのロールセンターを下げた」という点。最初は重心高が上がったことで、相対的にロールセンターが下がったことを指しているのかと思ったのだが、そうではない。
ひとことでいえば懐かし系ホットハッチだ。
『ゴルフ』の実用性の高さを損なうことなくスポーティドライビングを楽しむという“GTI”のコンセプトは、6代目でも輝きを失っていない。
今回のモデルチェンジで一気にハイテク化を推し進めたのが新型『ランドクルーザー プラド』の特徴だ。
初の“FFタイプR”だった「96(年)のインテグラR」を思い出させてくれる乗り味だ。
そこに存在するだけで、タダならぬ存在感を発散させることこそスーパースポーツの証であり、フェラーリはその典型。だが、この『カリフォルニア』は存在感こそあるが“タダならぬ”度合いは控えめだ。意外と周囲の景観になじんでしまう。
登場から3年余が経過。“買い替え需要”も想定しての、今回のレクサス『LS』のマイチェン。その中で「LS460」に新設定の「バージョンSZ・Iパッケージ」は、爪を隠した能ある鷹的なクールな走りが印象に残った。
『エクシーガ』が改良を受け、2リットルの自然吸気エンジンにリニアトロニックCVTを組み合わせた仕様が追加設定された。