かつてIII型のマスクをIV型に変えたカブリオレがあったが、その再来!? III型ゴルフから設定される『ゴルフヴァリアント』が、数えて4世代目に生まれ変わった。冒頭の例を引用したのは、ハッチバックが外板すべて新しいのに対し、ヴァリアントは合理的に顏まわり中心に“VI型化”を図ったから。しかしインパネなど室内はVI型と共通化している。実車は相変わらず“大きく使える荷室”が特徴。グレードは1.4リットルシングルチャージャーの「TSIトレンドライン」/1.4リットルツインチャージャーの「TSIコンフォートライン」/2リットルハイパワーの「2.0TSIスポーツライン」の3種が揃い、全車エコカー購入補助金の対象車で、3年間メンテナンス費用が無料になるプログラム付きとなる。走りは従来型の印象を受け継いだもの。ザックリと言えば、快適な乗り味、速度を問わない安定感など、しっかりした走りの魅力はハッチバックと同等。試乗できたなかでは、販売のメインと思われるTSIコンフォートライン(322万円)が、キレのいいエンジンフィールと7速DSGの的確で瞬時の変速、フラットな乗り味がよかった。■5つ星評価パッケージング:★★★★★インテリア/居住性:★★★★★パワーソース:★★★★★フットワーク:★★★★オススメ度:★★★★★島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年より「GOLD CARトップ・ニューカー速報」の取材/執筆を皮切りにフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
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