日本専用モデルの5ナンバーミニバンとして開発されたモデル。専用のプラットホームによって足入れをスムーズにすることで、このサイズのボディでもミニバンとして成立することを証明した。
VW『クロスポロ』と似たコンセプトのクルマだが、こちらはしっかり4WD車を設定している。オフロードとまではいわないが、ちょっとした悪路などは平気でこなせるクルマである。
コンパクトとSUVをクロスオーバーさせたとの触れ込み。駆動方式はFFだし、ヘタをすると中途半端なクルマになってしまいがちなところだが、SUV感覚の外観は街なかで目立ってけっこうカッコいい。
今回のモデルから『A6オールロードクワトロ』と呼ばれるようになり、A6シリーズの一員であることが明確化された。
三菱自動車の主力軽自動車。『i』で意欲的なクルマ作りに取り組んだ三菱だが、コスト重視の主力モデルである『eKワゴン』では、従来からのFFプラットホームに基づく一般的なクルマ作りで対応してきた。
背の高いパッケージが主流の軽自動車であえて全高を抑えたクルマを作ってきた。売れ筋のハイトワゴンを持つダイハツならではの余裕のラインナップといえなくもない。
BMWとしてはひさびさのターボエンジンを積むモデル。名前は335だけど、実際の排気量は3リッターである。
読者の皆さんから一番聞かれるのは「ベンツ『Sクラス』やBMW『7シリーズ』を凌駕したのか?」ということである。
『E320 CDI』の完成度は、もはやよくできたガソリン車以上のものであった。気になるのは「どのくらいディーゼルであることを感じさせるか?」ということだろう。
『A6オールロードクアトロ』に乗り込むや、すぐ感じるのはインテリアのクオリティの高さ。デザイン、質感、タッチなど世界トップクラスだと思う。