エクステリアデザインがモダーンで軽自動車と思えない堂々とした構えがいい。
インテリアも外観同様にモダーンで先進的なデザインが特徴。有機的なラインでカタチづくられたデザイナーズ家具が好みのユーザーには満足するインテリアだろう。
視界も前方にグッと広がって見やすいし、フロントシートもスッポリとサポートしてくれ快適だ。リヤシートもしっかりとリクライニングし、ゆとりのスペースを確保している。
ターボ仕様は、4速ATながらトルクがあり、動力性能が高い。Kカーの中ではハイスペックの出力特性で、0-400m加速は18秒前半で走りきる雰囲気。街なかを登録車と混走してもイライラ感はまったくない。フロントシートに座る限り、エンジンノイズも小さく快適だ。
操縦性もしっかりとしたサスで、ミッドシップらしくスムーズ。それでいてオーバーステアにはならない設定なので安心感も高い。
ブレーキもしっかりよく効き、安心だ。操縦性がよいだけに乗り心地はやや硬めだが、大きく不満はない。Kカーを感じさせないオシャレなモダーンムーバーだ。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★
津々見友彦|モータージャーナリスト
第1回日本GPに出場。日産、トヨタ、いすゞの元ワークスレーシングドライバーを経て、モータージャーナリストとして活躍。カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。その他にポルシェクラブドライビングスクールの校長も務める。