初の“FFタイプR”だった「96(年)のインテグラR」を思い出させてくれる乗り味だ。
登場から3年余が経過。“買い替え需要”も想定しての、今回のレクサス『LS』のマイチェン。その中で「LS460」に新設定の「バージョンSZ・Iパッケージ」は、爪を隠した能ある鷹的なクールな走りが印象に残った。
『エクシーガ』が改良を受け、2リットルの自然吸気エンジンにリニアトロニックCVTを組み合わせた仕様が追加設定された。
『パレット』はスズキの軽自動車の中で比較的好調な売れ行きを続けるスペース系のモデル。タントには及ばないものの、それなりの支持を得ている。マイナーチェンジで新シリーズのSWを設定するとともに、CVT仕様車を中心にしたバリエーションに変更した。
トヨタの『iQ』に1.3リットル車が追加された。小さくて軽いクルマとはいえ、当初から搭載されていた3気筒1.0リットルエンジンでは性能面で限界が感じられる部分があったのも確か。
前のモデルの途中から4リットルエンジンを搭載していて、今回モデルチェンジでボディが少し大きくなったプラドは、もはや見るからに200系に匹敵するくらいのクルマにまで成長してきた。
エクステリアデザインは、サイドまで回り込んだボンネットのラインなどが旧フィアット『500』風で、全体にレトロな雰囲気。面構成が平面でなく「ぷっくり」膨らんでいるので暖かみがある。
日本でのレクサス車初の前輪駆動モデルにして、やはり日本でのレクサス車初の4気筒エンジン搭載車。
エコカー減税と購入補助金という実利面の追い風と、この不況感の中で、“どうせ買うなら、ハイブリッド = 新しいクルマを”という心理的イメージによって、ハイブリッドカーの存在感と勢力は一気に増した。
オシリの四灯ブレーキランプがなくなった時点で、『スカイライン』は終わった。いまあるのは名前だけつけた亡霊のようなもの。いや、アメリカ向けだからゴーストと呼ぶべきか。