信号待ちで止まっているとほんの少しだけシートバックに振動を感じる。新型はエンジンからバランサーシャフトを取り去った。
トヨタの資料には「スポーティさ際立つ本格FRセダン」とある。その謳い文句がもっとも素直に納得できたのが“250G・Sパッケージ・リラックスセレクション”だった。
新型『ステップワゴン』は、96年に誕生した初代の志を思い起こさせる原点回帰を感じさせたクルマであるのが嬉しい。エンジンは2リットル一本に絞られ、これにCVT(4WDは4速AT)を組み合わせるのを基本とする。
2種類あるV6エンジンの3リットルを3.5リットルに拡大し、スタンダードな「250G」、ラグジュアリーな「350プレミアム」のほかスポーティな「350S」を用意して、デザインともどもダイナミックさを強調してきた新型『マークX』。
セダン不調といわれて久しい昨今、『マークX』の立ち位置は微妙だ。
レクサス『LS』に追加された「バージョンSZ」は、LSとしては初めてのスポーティモデルだ。
レクサス初のハイブリッド専用車は、トヨタ『プリウス』より大きなエンジンを積みながら、独立したトランクを持つ3ボックスボディを持つので、静粛性でプリウスを上回る。
『マークII』から『マークX』となって、2代目となる。基本的な機構は『クラウン』を踏襲するが、新型マークXは、4ドアセダン好きな私の心をいたく捉えた。クラウンと車体の幅が同じだが、背を低くしたその姿は精悍で格好いい。
事前説明を聞いていて「!?」と感じたのが、「フロントのロールセンターを下げた」という点。最初は重心高が上がったことで、相対的にロールセンターが下がったことを指しているのかと思ったのだが、そうではない。
今回のモデルチェンジで一気にハイテク化を推し進めたのが新型『ランドクルーザー プラド』の特徴だ。