『S』と『C』という、上下に隣接する兄弟との遠方からの差別化を明確にすべく(?)、今回もメルセデスのセダン・シリーズの中では唯一の4灯式ヘッドライトを採用したEクラス。
律儀にも、『STOP』ボタンとは別立ての『START』ボタンを押してエンジン始動。と、即座に目を覚ましたのはマイナーチェンジを機にリファインされた最新のV型6気筒ユニット。
「江戸っ子も三代続けばホンモノ」とはよく言われることだが、『プリウス』もようやく三代目となって、ホンモノになったようだ。メカニズムの面でも、スタイリング・デザインの面でも、より一層の完成度を増している。
ホンダ『インサイト』はエンジンと直結した1つのモーターが発電と駆動の両方をこなす「IMA」と呼ばれるマイルドHV(ハイブリッド)。対するトヨタ『プリウス』は発電用と駆動用の2つのモーターを装備する「THS-II」と呼ばれるフルHVに種別される。
ちょい乗りでも実感できる低燃費にまずは脱帽だ(あくまでも車内表示を信じての話だけれど)。下半身に厚みのある乗り味や内外装の雰囲気にも新しさを感じる。
先代『ゴルフ』のウイークポイントを丁寧に解消し、とてもよくまとまっている。とりあえず、「コンフォートライン」と「ハイライン」の2モデル発売されたが、どちらの「DSG」ミッションも7速になったのが変更点。
ターボブーストの高まりと共に“舵抜け感”が伴うステアリングフィール。トルクフルではあるもののアクセル操作に対する切れ味には欠けるエンジン……。
タイプ「997」と呼ばれる現行ポルシェ『911』は去年、その後期型にビッグマイナーチェンジし、徐々にそのバリエーションを増やしてきたが、つい最近、公道走行用モデルのなかで飛び切り硬派な「GT3」が、後期型に変わった。
ボアを2.7mm広げる事で200cc増しの3.8リットルとされたフラット6の心臓は、相も変らぬ典型的な高回転型キャラクターの持ち主。。
完成の域に達した、欠点が見つからないクルマといったら褒めすぎだろうか。『ゴルフV』から『ゴルフVI』へのモデルチェンジは製造上のコストダウンが目的だが、シャシーのベースが同じだけあって熟成も進んだからだ。