北米を中心に世界65か国で月1600台を売るというワールドワイドなオープンモデル。クルマ不況の日本では販売目標わずか100台だ。
新型スバル『レガシィ』はボディがひと回り大きくなった。これまでのレガシィが持っていた手頃なサイズ感が失われたのは残念。でもボディの拡大には室内の快適性を向上させるなどのメリットもある。それをどう見るかだ。
新型マツダ『アクセラ』のプラットフォームは旧型と共通とのことだが、見た目はエクステリアもインテリアもはるかにダイナミックで質感も上がっているし、なにより走りが洗練された。
昔の『シビック』やボルボ『C30』に似ているという人もいるけれど、乗るとそんなこと忘れてしまえる。『ゴルフ』みたいにいろいろ背負うモノがないからだろう、ドイツ車としては珍しく肩の力が抜けていて、それがすっきりさわやかな走りに現れている。
ハイブリッドに対抗する環境技術、アイドリングストップ。確かにね、テレビだってエアコンだって使わないときは自動的に消えてくれるんだから、クルマだって信号待ちでは止まってもらいましょうよ。
ご存じの通り、猛烈な勢いで売れまくっているプリウスだが、その出来の良さはもはや誰もが認めざるを得ないだろう。2割以上のパワーアップを果たし、快適性も静粛性も増して、燃費も世界一。
コンパクトカーを中心に仕事をする私にとって、BMW『7シリーズ』のでかさはかなりヤバイ。乗った瞬間、どこかにぶつけるんじゃないかと初心者マークのような挙動不審者になってしまう。でも、ほんの数時間、乗っているとその不安が守られ感に変わってくる。
オフロードに仕立ててもエレガントさはそのままというアウディってすごい。どんなに着くずしても上品さが失われない一流モデルみたいだ。
まずは、丸目じゃなくなったことを喜んでいる。今のメルセデスに丸目は似合わない。
ドイツのプレミアムブランド御三家、メルセデス、アウディ、BMW。この5月に新型『Eクラス』が登場し、『A6』と『5シリーズ』を交えたミディアムセダンの選択肢が魅力を増している。先進のEクラスか、熟成の5シリーズ/A6か。松下宏氏による比較インプレッションをお届けする。