ポルシェジャパンは10月30日、ポルシェ『パナメーラ』について、エアバッグが展開しない恐れがあるとして、リコールを国土交通省に届け出た。
対象となるのは、2023年11月28日から2025年6月25日にかけて製造されたパナメーラの8型式、計1282台。
右ハンドル仕様車のエアバッグコントロールユニットのソフトウェアにおいて、製造工程が不適切だったため、左ハンドル仕様のドアプレッシャーセンサー識別プログラムとなっていた。
これにより、側面からの衝撃に対して運転席および助手席のサイドエアバッグ信号が正常に処理されず、意図したエアバッグの展開が行われないことがある。最悪の場合、乗員が負傷するおそれがあるという。
これに対しポルシェジャパンは対象車両に使用者にダイレクトメール等で通知の上、全車両のエアバッグコントロールユニットのソフトウェアを、右ハンドル仕様のプログラムに書き換える。これまでにこの件に係る不具合や事故は報告されていない。





