【マツダ アクセラ 試乗】エアコンも電動化すべき…河村康彦

試乗記 国産車
【マツダ アクセラ 試乗】エアコンも電動化すべき…河村康彦
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“ビッグスマイル”な顔付きはかなり大胆で、中には「プジョーの亜流に見える」なんていう人もいるけれど、今となっては確かにマツダ車なりの表情とも思えるのは、トヨタや日産車だけには決して似せるまいと頑張ってきた、「継続は力なり」ということか。

走りのテイストでより強い好印象を受けたのは、「i-stop」が話題の2.0リットルモデルではなく、廉価版として設定された1.5リットルモデルの方。

CVT特有の「滑り感」が抑えられたこのモデルの走りは、日常シーンには不自由のない加速力を味わわせてくれるし、何よりもシャシーのバランスが2.0リットルモデルよりも上なのが美点。

決して驚くようなグリップ力はないものの、「4つのタイヤがしっかり仕事をしている」という好感触は日本車の中では屈指のレベル。一方で、見掛けの値段を下げるために、欧米向けには標準装備されるスタビリティ・コントロールを省いたのがとんでもない“手抜き”だけれど……。

例の i-stopは炎天下では室温上昇を感知して、最大でも15秒ほどしかエンジン停止を継続出来ないのが残念。夏場のアジア地域に向けてはエアコンも電動化してもらわないと、せっかくの省エネ・トライも「机上」だけで終わってしまいそう。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★
おすすめ度:★★★

河村康彦|モータージャーナリスト
1985年よりフリーランス活動を開始。自動車専門誌を中心に健筆を振るっているモータージャーナリスト。ワールド・カーオブザイヤー選考委員、インターナショナル・エンジンオブザイヤー選考委員。

《河村康彦》

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