クーペとSUVの良いとこ取りをしたモデルとのことだが、そもそもがアメリカ向けに作られたモデルだけに、ボディの全幅は1800mmに達しており、搭載エンジンも3.7リットルのみの設定でともに大きい。月間の販売目標台数がわずか200台というのも当然といえば当然だ。
新型のW212で強調されるのは、デザイン、先進性、安全性、環境適合性の4項目だ。抜群のフラット感など、すさまじくポテンシャルの高そうなシャシーはメルセデス自身、良くて当たり前と思っているはず。
イグニッションキーを回すとシステムが立ち上がる。シフトレバーをDレンジに入れて走り出す。これは普通のガソリン車と何ら変わりはない。電気自動車に乗ることの違和感など、何も感じることなく自然にクルマを走らせることができる。
ボルボがプレミアム・コンパクト・クロスオーバーと呼ぶモデル。『XC60』の60という数字が示すように、ボルボのラインナップの中間に位置するが、比較的コンパクトなのは全長(4630mm)だけで、1890mmの全幅や1930kgに達する車両重量はかなり大きくて重い。
初代発売時から、海外と同じ『Mazda 3』という車名の方がインパクトがあって、より多くの人に認知されやすいはずと主張している。というのも、この『アクセラ』、ぜひ気にして欲しいクルマだからだ。
ラフロードをシャープに駆け抜けるってのが、このクルマの持ち味だったはず。しかしながら横幅アップで車内が広くなったのはいいけれど、ちょっと大きすぎやしないのか。これ、日本のユーザーを無視していません?
ボディもエンジンもひとまわり大きくなり、デザインまで肉食系に一新して登場した新型レガシィ。その激変ぶりに戸惑う人もいるようだけど、中身がそれ以上に変わっている点にも注目すべきだ。
昔の『シロッコ』と同じく、『ゴルフ』なみの実用性を持ちつつ、視覚的や走行感覚でもスポーティに演出したというクルマがシロッコだ。
135psのターボエンジンは昨今のクルマとしては全然たいしたことはないのだが、昔よく言われたリッターあたり100psゆえに、無理なく実に楽しく運転できる。
『グランデプント』も相当にカッコよかったが、それをベースにした『MiTo』は輪をかけてカッコいい。寸足らずでカッコいいなんてクルマはなかなかないものだが、MiToはいともあっさりとそのカッコよさを達成してしまっているあたり、さすがイタ車の面目躍如といったところ。