国土交通省は12日、平成15年(2003年度)度自動車アセスメントの対象車種を公表した。アセスメントでは、販売台数の多いクルマや、自動車メーカーから申し出があったクルマを選んでいる。試験車両の合計は19車種。
マツダは11日、バンパーリサイクルのための新しい塗膜除去技術を開発した、と発表した。従来の塗膜除去技術に、穀類総合加工機メーカー、サタケと共同開発した光学選別技術を組み合わせ、塗膜除去率をこれまでの99%から99.9%に引き上げることに成功。高い強度と品質が要求されるバンパーへのリサイクルを実現した。
国土交通省は10月1日から、低排出ガス認定の新しい制度を導入する。現行の認定制度が2000年の排ガス規制値を基準にしているのに対し、新制度は05年規制値を基準とする。当面はトヨタの『プリウス』などハイブリッド車や、ごく一部のガソリン車しか適合しない見通しだが、自動車メーカーの開発競争を促進することにつながろう。
日野自動車は2002年度の環境への取り組みをまとめた「ENVIRONMENTAL REPORT2003−環境報告書−」を発行した。環境報告書は同社の環境保全にかかわる活動を広く社会に公表するとともに、一層の推進を図るため、継続的に発行する。昨年に続いて今回が2回目。
日産ディーゼル工業は、新長期排ガス規制に適合した大型トラックを2004年秋に前倒しで市場投入すると発表した。新長期排ガス規制をクリアしたトラックは、ハイブリッドカーを除くと現在は無く、日産ディーゼルが最初になる可能性が高い。
ジャパン・エア・ガシズは、神奈川県川崎市に、世界初のメタノール改質方式による水素ステーションを開設した。国が推進する「水素・燃料電池実証プロジェクト」に基づくもの。
10月からスタートする1都3県のディーゼル車運行規制をひかえ、トラック業界から悲鳴があがっている。使用過程車に取り付けるDPF(粒子状物質減少装置)の供給が追いつかず、「このままでは10月以降、条例の基準を満たさないトラックが全体の半分に達する」という予測も。
トヨタ自動車は9日、『カローラ』や『カローラ・フィールダー』など4万2604台のシフトロック装置に不具合があるとして国土交通省に改善対策を届け出た。2000年8月から12月までに生産されたAT車が対象。
サーキットデザイン社製のリモコン・エンジンスターターに不具合が見つかったため、同社は自主回収を国土交通省に届け出た。対象は「ES-89ライト」で、受信機基盤が不適切なため、基盤がショートして発火し、最悪の場合、車両火災になるおそれ。
イラク問題に関する報道でイギリス政府と対立しても、一歩も譲らなかった英BBCが、今度は、プジョーをリコール問題で告発した。『307』で、人命にかかわる事故が発生していたにも関わらず、プジョーは、その危険性を隠したままリコールを実施したというのだ。