日野が世界初のNOx低減技術を開発---コンバインドEGRシステム

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日野自動車は18日、世界初のNOx(窒素酸化物)低減技術『コンバインドEGR』システムを開発した、と発表した。大型トラックに同システムと搭載し、新短期排出ガス規制を前倒し達成する。

新システムは、排ガス中のNOx低減技術であるクールドEGR(排気再循環システム)と、日野が独自開発した電子制御パルスEGRを組み合わせたシステム。ディーゼル車のNOx規制値が強化されていくなかで、従来のクールドEGRのみでは、システムが大型化しすぎ、車両への搭載性に問題があった。

日野は、クールドEGRシステムの冷却効率を高めるとともに、世界初の電子制御パルスEGRを使い、搭載性を確保しながらNOx排出量を削減することを可能にした。

同社は、年内にも、大型トラックを全面改良するとともに、新短期排ガス規制適合を図る計画。新型大型トラックには、このコンバインドEGRシステムと、先に発表したPM(粒子状物質)除去装置を組み合わせ、NOxとPMを削減し、新短期規制に対応する。

《編集部》

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