国土交通省による「平成14年度(2002年度)自動車アセスメント」結果が18日、公表された。運転席・助手席とも最高の“6つ星”評価を獲得したのは、トヨタ『プレミオ』、『ノア』、『アルファード』と、富士重工業スバル『フォレスター』の4車種。前年度より1車種増えた。
トヨタ自動車は2001年に『クラウン』に搭載したマイルドハイブリッド方式(THS-M)について、今後はディーゼルエンジンとの組み合わせも検討する。パワートレインを担当する瀧本正民常務が明らかにした。
センターの設備は、2010年以降をにらんだ研究もできるようになっている。代表的なのが、ディーゼル排ガス中に含まれる“ナノ粒子”問題だ。アレルギーやぜんそくの原因となるPM(粒子状物質)の減少対策は進んでいるようでいて、実は未解決の問題がある。
センターは日本自動車研究所(JARI、茨城県つくば市)内に建設された。2階建て、延床面積4667平方メートルの棟内には、外気をマイナス30度−プラス40度まで変えられるシャシーダイナモや、吸入空気の純度を極限まで高め、超低濃度排出ガスディーゼルエンジンの評価試験ができる設備などが据え付けられている。
経済産業省は、ひそかに国内の“ディーゼル復活作戦”を練っている。日本では『うるさい』『くさい』と悪評のディーゼルエンジンだが、欧州では燃費の良さが人気となり、アウディやメルセデスなど高級車にも普及が進んでいる。地球温暖化防止には燃費向上が決め手のひとつで、経産省はガソリン車より燃費が良いディーゼルに目をつけたわけだ。
経済産業省傘下の独立行政法人、産業技術総合研究所が50億円をかけて建設していた『環境調和型ディーゼルシステム共同研究センター』がこのほど完成した。調低濃度排出ガス対応の試験設備や、排ガス中に含まれる“ナノ粒子”の人体への影響などを研究できる、世界でも最先端の設備を整えた施設だ。
日本自動車工業会と石油連盟は16日、ディーゼル微粒子フィルター(DPF)を装着した新短期規制以降の新型ディーゼル車を対象に、エンジンオイルの品質に関するガイドラインとしてトラック、バス用「DH-2」、乗用車クラス用「DL-1」を設定した。
アメリカのNHTSA=道路交通安全局は、2005年モデルからライトトラック、SUVの燃費総量規制(CAFE)基準を1ガロン(3.8リットル)あたり1.5マイル(約2.5km)引き上げることを発表した。
石油情報センターは2日、3月末時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格が104円リットル/リットルとなり、2001年4月以来の高値となっていたことを明らかにした。前週よりも1円アップしているが、アメリカ軍のイラク侵攻とは関係が無いとみられている。
いすゞ自動車は3日、神奈川県藤沢市に、CNG(圧縮天然ガス)充填スタンド「湘南台いすゞエコステーション」を開設し、4日から営業を開始する、と発表した。