日産自動車は25日、来年春に稼働する米国新工場の生産能力を当初計画の25万台から40万台に引き上げると発表した。
日産ディーゼル工業は市販のキャパシター(蓄電装置)に比べ、エネルギー密度が約1.5倍程度の「スーパーパワーキャパシター」を開発。自社工場内での生産を開始した。自社のキャパシターハイブリッドトラックに搭載するほか、外販も行う。
ダイムラークライスラーの北米クライスラー部門では経営建て直しの一環として、新車の開発コストを1台あたり5億ドル(約617億円)に削減する、という。ダイムラークライスラーでは年間のコストを120億ドル削減する、という大幅な改革を実施中だが、もっともコストのかかる部分にメスが入ったということらしい。
日野自動車といすゞ自動車は21日、バス事業の統合について公正取引委員会から問題なしとの回答を受けたと発表した。これをふまえ両社は、事業統合に向けた準備作業を計画通り進める。
三菱自動車が発表した5月の生産・販売・輸出実績によると、総生産台数は前年同月比14.6%増の13万9251台となった。国内販売は低調だが、海外生産と輸出が好調で大幅に増えた。
ホンダが21日発表した5月の実績は国内生産・海外生産・国内販売・輸出のいずれも前年同月を2ケタ上回った。海外生産はアラバマ工場の稼働などにより単月としては過去最高台数となった。
マツダが21日発表した5月の実績によると国内生産台数は前の年の同じ月にくらべ0.9%マイナスの6万381台となり3カ月連続で減少した。『アテンザ』の投入により乗用車生産は増加したが商用車の生産が大幅に減少した。
ワールドカップ事実上の決勝戦と前評判のイングランド対ブラジル戦が行なわれる21日、MGローバーは社員が試合を見るために全社臨時休業とした。ケビン・ハウ社長によれば「イングランドチームの成功と進化を認めて」これを決定したそうだ。
日産自動車は20日、定時株主総会を開催した。カルロス・ゴーン社長は実父の葬儀のため総会を欠席、急きょ塙義一会長が議長を務めた。総会当日になって社長欠席を知らされた株主もいて、「ゴーン社長を見るためだけに初めて出席したのに」という人も。
日産自動車は20日開催した定時株主総会で、今中間の配当を復配し一株あたり4円とする方針を明らかにした。開発や設備投資などにまだまだ資金が必要となるが、株主からの批判が強まったための措置とみられる。