スズキ、インド政府に261億円支払いで、業績下方修正

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スズキは、2002年9月中間期と2003年3月期の決算の業績予想を下方修正した。9月中間期の連結決算予想は売上高8800億円だったのを9900億円にプラス修正したが、経常利益は当初見込みよりも5億円マイナスの345億円となる。

また、2003年3月期の連結決算は売上高が予想よりも2200億円プラスの1兆9800億円に修正した。経常利益は予想よりも10億円プラスの690億円を確保する見通しだ。修正はインドでの政府との合弁会社マルチ・ウドヨク社の株式を50%から54.2%にスズキの出資比率を引き上げ連結子会社化したため。

しかし、出資比率引き上げのため、スズキはインド政府に“のれん代”のような形で261億円を支払った。これを中間期に一括償却するとともに、赤字転落となるのを防ぐため、当初予定していた退職給付金不足分の引き当ての計上を今期は見送る。これらのことで単独決算の2003年3月期の当期純利益は230億円を見込んでいたが、190億円に下方修正した。

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《レスポンス編集部》

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