ホンダが発表した4月の生産・販売・輸出実績によると、世界生産台数が前年同月比で12.8%増となる24万4505台と大幅な伸びを達成していたことが明らかとなった。小型車『フィット』が依然好調なのに加え、『モビリオ』も順調に推移しているため。
トヨタ自動車が27日発表した4月の生産・販売・輸出実績によると、国内生産台数は0.1%の25万8341台となり、わずかながらも2カ月ぶりに前年同月を上回った。国内販売は減少が続いたが、輸出は大幅に増えた。
日産自動車は、4月の生産・販売・輸出実績を発表した。それによるとグローバル生産は前年同月比17.0%増の22万884台となり、2カ月連続でプラス。新型『マーチ』や『ウイングロード』が好調の国内生産は、同11.2%増の10万5677台となった。
三菱自動車工業が発表した4月の生産・販売・輸出実績によると、国内生産は前年同月比7.0%増5万8949台となり、3カ月ぶりにプラスとなった。北米向け輸出や国内で軽自動車『eKワゴン』の販売が好調なため。
マツダが27日発表した4月の生産・販売実績は国内生産・販売・輸出のいずれも前年同月の実績を割り込んだ。新型『MPV』は国内販売、輸出ともに健闘した。
大宇自動車ではアメリカで販売していた『ラノス』7万台を、エアバッグカバーの不良によりリコールすると発表。NHTSAによると助手席エアバッグのカバーが固すぎて、肝心の時にエアバッグが開くのを阻害する恐れがある、という。
GMが大宇(デーウ)の買収の中にアメリカ国内での営業部門を含めなかったため、時間の問題と言われていた大宇アメリカの倒産が確定した。大宇アメリカは17日に破産法を申請、経営が破たんした。
アメリカではテロ事件以来、ビッグ3を中心に激しいインセンティブ、つまりは値引き競争が繰り広げられてきた。金利0%キャンペーンに始まり、現在は低金利またはキャッシュバッグが主だが、このインセンティブ競争、いつ終わるのか誰にもわからない。
アメリカンホンダは一部の97年から2000年モデルの『アコード』『シビック』『プレリュード』『CR-V』『オデッセイ』、99年モデルのアキュラ『TLセダン』、97年から99年モデルのアキュラ『CLクーペ』、計130万台をリコールする、と発表。
いすゞ自動車は24日、経営再建計画「いすゞV-プラン」の進ちょく状況を発表した。グループ人員は計画を策定した昨年5月よりも5500人削減し、3月末時点3万2200人となった。今年度からの2年間でグループ人員はさらに7500人減らす方針。