アメリカでの昨年のドイツ製高級車の売り上げに、ちょっとした異変が起きている。これまでナンバーワンを誇っていたメルセデスベンツが、BMWに販売台数で追い抜かれたのである。
カルソニックカンセイは、2004年3月連結決算で、連結経常利益率5%達成を目指した構造改革「SPR15」を推進すると発表した。SPR15は、ストラクチャ、ル・レボリューション、プログラムの頭文字と、魅力ナンバー1商品、連結経常利益率5%の略。
ホンダは10日、埼玉県和光市に次世代研究施設を2003年にも開設すると発表した。人間型ロボット『ASIMO』(アシモ)の進化型など次世代技術の研究開発を行う。和光研究所が手狭になっていたことから新たに建設することにしたもので、和光工場の跡地に設置する。
ホンダは、富士重工業から買収した台湾の現地工場で四輪車の生産を開始、2003年1月から新たに構築する四輪車ディーラー網で販売開始すると発表した。北米、ASEAN諸国、欧州市場で販売を伸ばしている『CR-V』から生産をスタートする。
オートバックスセブンは10日、東京・青山にアンテナショップ「autobaX(オートバックス)カーライフセレクトショップ青山」をオープンした。クルマ関連の商品ばかりでなく、時計や鞄といった商品も展示販売し、オートバックスの情報発信基地として活用する。
ホンダは、アジアで培った二輪車ビジネスの蓄積を活かし、エンジン部品やトランスミッションなど、四輪車のパワートレイン部品の生産能力を拡大、アジア域内での部品の現地調達率を高めるととに、部品を欧州など、域外への生産拠点にも供給していく。
ホンダは10日、広州汽車集団有限公司、東風汽車公司と「広州におけるホンダ輸出用乗用車新工場プロジェクト合作意向書」に調印した。3社は共同出資で、広州市輸出加工区に工場を建設、ホンダのスモールカーを年産5万台規模で生産する。
ホンダは10日、2004年度を目標にした二輪車の世界販売計画を発表した。01年度実績より500万台多い1100万台を販売する。
ホンダは、北米の販売が好調なことから、北米の四輪車生産能力を大幅に引き上げると発表した。これによって北米の完成車生産能力は122万台から2004年には140万台へと拡大する見込み。
アメリカでは「アジアやヨーロッパ製の鉄鋼が不当に安い価格で国内の鉄鋼業者を苦しめている」という理由から鉄鋼への輸入関税の30%という大幅アップを強行した。しかしホンダは以前から「関税をかけることで質の良いシートメタルが不足する」と主張していた。