ロボット情報メディア『ロボスタ』をイードが取得、B2Bサービス開始

ロボスタ
  • ロボスタ
  • ロボットの例:フォーロ
  • ロボットの例:左からHLQ Pro、HL Human、HLQ Air
  • ロボットの例:Telexistence TX GHOST

株式会社イードは7月1日付で、ロボットスタート株式会社よりロボット情報メディア『ロボスタ』事業を取得したと発表した。

近年、ヒューマノイドロボットやAI技術の急速な発展により、ロボティクス業界は大きな転換期を迎えている。総務省「令和6年版情報通信白書」(2024年7月公表)によると、世界のロボット市場は2028年に655億9000万ドルに達するとの予測だ。

とくに製造分野以外でのサービス分野の伸びが著しく、人手不足対策として需要が高まっている。また、生成AIとロボティクスの融合により、新たな成長機会も生まれている。

360iResearchの調査では、人工知能ロボット市場は2023年の116億5000万米ドルから2030年には695億6000万米ドルに達すると予測されている。日経BPの「ロボット未来予測2033」によると、AIロボットの導入可能性があると回答した企業が7割に及んでいる。

イードは、この成長市場における企業の情報ニーズに応えるため、ロボスタを基盤としたB2B向け専門メディアサービスの展開を決定した。

新サービス「ロボスタメンバーズ」では、プレミアム会員向けに月額5500円(税込)で、ロボティクス・AI業界の専門記事コンテンツ、業界有識者によるオンラインセミナー、アーカイブ動画の視聴を提供する。

今後は、既存コンテンツの拡充に加え、企業向けカスタムレポートサービスや海外市場動向の情報提供なども行なう。初回セミナーは2025年7月29日に開催される予定だ。

イードは、ロボスタを通じて日本のロボティクス・AI業界の発展に貢献し、技術者や企業の意思決定者に向けた高品質な情報提供により、イノベーション創出を支援し、業界全体の競争力向上に寄与することをめざす。

《高木啓》

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