スロットル弁の代わりにエンジンの吸気バルブの開閉を調節することでエンジン出力を調整するという日産自動車の新バルブコントロール機構「VVEL」。効能的には先発技術であるBMWの「バルブトロニック」やトヨタの「バルブマチック」と同じだが、バルブコントロール部分の仕組みはオリジナルだ。
発表会で渡辺社長や役員、開発スタッフが異口同音に唱えたキーワードは「頂点」。レクサス『LS600h/LS600hL』はハイブリッドシステムを搭載し、「6リットル車並みの加速と3リットル車並みの燃費性能を両立した」フルサイズサルーンだ。
三菱自動車が次期『ランサーエボリューションX』向けに開発した新型トランスミッション「ツインクラッチSST」は、クラッチ操作をすべて自動化した前進6速後退1速の2ペダルMTだ。変速の高速化による気持ちの良い加速フィーリングと、機械式変速機の特長である優れた燃費性能とを両立させた。
日産自動車は7月13日、新型バルブコントロール機構「VVEL(ブイベル)」の技術説明会を行った。VVELは通常、スロットル弁で行うエンジンへの空気流入制御をバルブの開閉量やタイミングで代行するというもの。
日産自動車は30日、『セレナ』のオートステップに不具合があるとして国土交通省に自主改善を届け出た。05年12月から07年2月までに生産された車両のうちの152台が対象。
マツダのコンパクトカー、新型『デミオ』は、きわめてオーソドックスなハッチバックモデルとなった。デミオは初代、2代目と、2代続けて“ミニワゴン”であることを売りとしてきた。新型の3代目モデルは前2代から大きくコンセプト転換をとげた。
新型『デミオ』のプラットフォームは、マツダによる新規開発の「B」プラットフォーム。2002年に登場した旧型もフォードによる新開発プラットフォームを使っていた。それからわずか5年でプラットフォームを変更するのは、このクラスのモデルとしては異例だ。
新型メルセデスベンツ『Cクラス』(6月22日日本発表)の車両価格帯は、「C200コンプレッサー・エレガンス」の450万円から、3リットルV6エンジン搭載の「C300アバンギャルドS」の664万円。
新型『デミオ』のエンジン群のなかで目新しさが感じられるのは、何と言ってもミラーサイクル方式という低燃費技術を用いた「ZJ-VEM」型1.3リットル直4エンジンだろう。ミラーサイクルとは、ごく簡単に言えば、圧縮比より膨張比のほうが大きいエンジンのこと。
新型メルセデスベンツ『Cクラス』(6月22日日本発表)の技術的な特徴のひとつに、グローバル対応を考慮した設計がある。