新型メルセデスベンツ『Cクラス』(6月22日日本発表)の車両価格帯は、「C200コンプレッサー・エレガンス」の450万円から、3リットルV6エンジン搭載の「C300アバンギャルドS」の664万円。
旧型モデルにあった、1.8リットル低過給圧スーパーチャージャーを搭載する廉価版がなくなったぶん、価格帯は上方移行したかたちだ。
廉価版が設定されない要因のひとつに、1ユーロ=160円台という円安ユーロ高の影響がある。ダイムラークライスラー日本の関係者は、「昨今のユーロ高には正直、苦しんでいます。450万円というスターティングプライスも、かなり頑張った数字」と語る。
廉価グレードは廃止されたが、旧型では高価なオプションだったカーナビが、新型には標準装着されるなど、装備面の充実でバリューを上げており、仕様の選択によっては旧型よりトクになる場合も。「円安ユーロ高だからといって、差損分をそのまま上乗せするというのでは、正規インポーターの役割は果たせません。仕様を工夫するなどして、値上げしないですむよう頑張れるだけ頑張る」(ダイムラークライスラー日本関係者)
ユーロ高が沈静化に向かえば、「C180コンプレッサー」などのエントリーモデルが追加される可能性も出てくるだろうが、為替トレードの専門筋のあいだでは、当面大幅に円高に振れることはないとの見方が有力。Cクラスの購入を検討しているユーザーにとって、ベーシックグレードの登場を待つ意味は薄そうだ。
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