ヤマハ発動機は、125ccクラスの新型スポーティスクーター『シグナスX(CYGNUS X)』を、5月22日に発売すると発表した。価格は38万9400円(税込)。
【詳細画像】大阪モーターサイクルショーに展示された『シグナスX』
1984年に125ccクラスとしての初代「シグナス125」が登場以来、シグナスシリーズは、都市部での通勤用途を重視しつつも走行性能を磨き上げ、幅広いユーザーの「通勤とスポーツ走行の両立」に応えるスポーティスクーターとして常に進化してきた。新型シグナスXは、歴代モデルが築いてきたスポーティDNAを受け継ぎながら、さらに新しいデザイン、走行性能、そして便利な機能・装備や電子制御システムの搭載を融合。「スポーティ × 実用性 × 都会的なスタイル」を高次元で融合したモデルへと熟成させた。
3月に開催された大阪・東京モーターサイクルショー2026で日本初公開され、注目を集めていた。
ヤマハ シグナスX(大阪モーターサイクルショー2026)◆スポーティなデザインを全面刷新
新ボディはスリムなシルエットを採用。フロントサイドにはレーシングマシンのウイングを想起させるデザインを取り入れ、スポーティさを強調した。フロントアンダーサイドカバーやマフラープロテクターには鍛造カーボン調のシボを施し、細部まで軽快な印象を作り込んでいる。
ヘッドランプには新開発の小型プロジェクター式を採用し、灯火器類をすべてLED化。縦に配置したポジションランプやフラッシャーとの組み合わせでダイナミックなスタイルを演出している。テールランプにも縦のラインを配し、フロントとの統一感を図った。
カラーリングはスポーツイメージを訴求する「ブルー」、ブラックのコンポーネントのコントラストが精悍な「ホワイト」、モノトーンコンビネーションが力強い「マットダークグレー」の全3色を設定する。
◆CVTの最適化とTCS採用エンジン
ヤマハ シグナスX(大阪モーターサイクルショー2026)
水冷・124cc「ブルーコア」エンジンは、現行モデル『シグナスグリファス』のユニットをベースに熟成させた。
CVT(無段変速機)はウェイトの軽量化やスプリングの荷重調整を行い、優れた加速感を引き出している。トラクションコントロールシステム(TCS)を新たに採用し、濡れた路面・泥・砂利道など滑りやすい路面での走行をサポートする。マフラーはテールパイプ径を拡大し、低速では重厚な音色、高速では厚みある低周波を響かせる設計とした。
◆新フレームで剛性を約19%向上
ヤマハ シグナスXフレームは新設計を採用。シグナスグリファス比で縦剛性を約19%向上させるとともに、右側パイプ厚を2.0mmから2.3mmへ拡大した。剛性バランスの最適化により、走行中の穏やかな挙動を実現している。
フートスペースは、足元や膝まわりに余裕をもたせ、ライディングポジションの自由度を高めた。シートは先端形状を最適化し、自然な着座姿勢と優れた足つき性を両立。タンデムフットレストはシグナスグリファス比で59mm後方に設定し、同乗者の居住性を高めた。
◆ブレーキ・タイヤも大幅強化
ヤマハ シグナスX(ディープパープリッシュブルーメタリックC)フロントブレーキディスクは現行の245mmから267mmへ大径化。キャリパーのピストンも25.4mmから27mmへ拡大した。リアにも230mmの大径ディスクを採用し、制動性能を向上させている。
フロントタイヤはシグナスグリファスの120/70-12から110/70-12へ変更し、リム幅も2.75インチから2.5インチへスリム化。軽快な操縦性を引き出している。
フロントサスペンションはインナーチューブ長を5mm伸長し、路面追従性を確保。リアサスペンションはバネレートを約12%ソフト化し、4段階のプリロード調整機能も備えた。
◆通勤・日常使いに便利な装備を充実
ヤマハ シグナスX自動調光機能付きの4.6インチLCDカラーメーターを採用し、推定航続可能距離の表示にも対応する。シート下収納は効率的なスペース設計によりフルフェイスヘルメットが収納できる約28リットルを確保。フロント小物入れには700mlのドリンクが収納でき、QC3.0急速充電対応のUSB Type-C端子(5V/3A)も備えている。










