ダイハツ工業は12月4日、ダイハツ『ハイゼット』や『アトレー』などの手動式スライドドアに不具合があるとして、国土交通省にリコールを届け出た。
対象となるのはハイゼット、アトレーのほか、OEM供給しているトヨタ『ピクシス バン』、スバル『サンバー』の計6車種、14型式。製作期間は2021年12月3日から2025年5月30日。対象台数は合計で23万4750台となる。
不具合の内容は、手動式スライドドアにおいてドアストッパーの設計検討が不十分だったため、スライドドアを強く開くとドアストッパーが変形することがあるというもの。そのまま使用を続けると変形が徐々に大きくなり、最悪の場合、スライドドアがドアストッパーを越えて引っ掛かり、スライドドアを閉めることができなくなるおそれがある。
現在までに不具合件数は12件で、事故の報告はない。
改善措置として、全車両のドアストッパーを点検するとともにストッパーゴムを対策品に交換する。点検でドアストッパーに変形が認められた場合は修正する。





