いすゞ エルフEV の高電圧装置回路に不具合…走行不能のおそれ、1348台をリコール

いすゞエルフEV
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いすゞ自動車は5月16日、トラックの『エルフ』と『エルフミオ』、いずれもEV仕様の高電圧装置回路の設計が不適切なため、走行不能に至るおそれがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。

対象となるのは2023年9月25日~25年4月9日に制作されたエルフEVとエルフミオEV、6型式2車種の合計1348台。

高電圧装置回路において、高電圧中継器(サブジャンクションボックス)の設計が不適切なため、コネクタの端子が異常発熱し、端子部が溶損することがある。そのため、絶縁抵抗が低下してEVシステム警告灯が点灯するとともに、フェールセーフ機能が作動して駆動用モータの出力を停止し、走行不能に至るおそれがある。また、コネクタ部が破損してハーネスが外れ、インバータおよび駆動用モータへの電力供給が遮断され、最悪の場合、走行不能に至るおそれがある。

全車両、サブジャンクションボックスを対策品に交換する。また、特定の故障コードが確認された場合は、ハーネスおよびインバータと駆動用モータを新品に交換する。

不具合、事故とも発生していない。

《高木啓》

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