MINIは6月にドイツで開催される「ニュルブルクリンク24時間レース」に挑戦する。昨年、MINI『ジョン・クーパー・ワークス(JCW)』はSP-3Tクラスで勝利を収めた。今年も引き続きブルドッグ・レーシングチームとの協力体制で臨む。
今年の大きな特徴は、DEUSエクスマキナとのコラボレーションだ。レーシングカーには特別なデザインが施され、チームメンバーも新シーズンのコレクションを着用する。このパートナーシップは両ブランドの新たな取り組みの一端を示すものだ。

車体デザインは黒と白を基調とし、拡大された「DEUS」ロゴが特徴的だ。手書きのロゴなどが配され、「動くスケッチブック」のような印象を与える。このデザインはBMWグループ子会社のデザインワークスが詳細を詰めた。
MINIは1960年代のモンテカルロラリーで3度の優勝を果たすなど、長年にわたりモータースポーツの歴史を築いてきた。小型実用車として生まれたMINIが、ジョン・クーパーのエンジニアリングにより成功を収めた伝統は、現在のモデルにも受け継がれている。

今回のニュルブルクリンク24時間レース参戦は、MINIのレーシング精神を体現するものだ。高速ストレートや難関コーナー、大きな標高差のある「グリーン・ヘル」と呼ばれるコースは、モータースポーツ界で最も過酷なテストの一つとされている。