ステランティス世界販売9%減、欧州でシェア回復も北米生産が減少…2025年第1四半期

シトロエン C3エアクロス 新型
  • シトロエン C3エアクロス 新型
  • フィアット・グランデパンダ
  • ジープ・コンパス

ステランティスは、2025年第1四半期(1-3月)の世界新車販売(出荷ベース)の結果を発表した。総販売台数は約120万台。前年同期比は9%減だった。前年割れは、北米での生産減少や欧州での製品移行の影響が主な要因だという。

北米地域では、1月の休暇延長による生産減少や新型ラムトラックの生産立ち上げの影響で、出荷台数が前年同期比20%減の約8万2000台減少した。一方で、ジープ『コンパス』や『グランドチェロキー』、ラム『1500』/『2500』の販売台数は10%以上増加した。

欧州地域では、A・Bセグメント車の世代交代や商用車の販売減少により、出荷台数が8%減の約4万7000台減少した。しかし、EU30カ国での市場シェアは17.3%と、2024年第4四半期から1.9ポイント上昇した。これは新型車の投入効果が表れたものとみられる。


《森脇稔》

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