フォルクスワーゲングループジャパンは3月6日、アウディ『A8』などのエンジンコントロールユニットについて故障診断プログラムが不適切だったとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのは2018年7月~2022年10月に輸入されたA8、『S8』、『RS6』、『RS7』など7車種9型式の合計996台。
エンジンコントロールユニットの故障診断プログラムが不適切だった為、特定条件下において失火検知診断が制限されることがある。そのため、エンジンが失火した場合に正しく検知できず、エミッションコントロールシステム警告灯が点灯しない恐れがある。
これに対し、フォルクスワーゲングループジャパンは対象車両の使用者へダイレクトメール等で通知の上、全車両のエンジンコントロールユニットを対策プログラムへ書き換える。
現在までに、この件に係る不具合・事故は報告されていない。