アウディジャパンは24日、プレミアムアッパーミッドサイズの電気自動車『A6 e-tron』シリーズを発売した。最大航続距離846kmというスペックに、SNSでは「電気なのに東京から広島まで走れちゃうじゃん」など注目を集めている。
A6 e-tronのエクステリアは、低く力強いボディがダイナミックなルーフラインを支え、ブリスターフェンダーの彫刻的で筋肉質な形状が「quattro(クワトロ)」四輪駆動を強調する。これはアウディDNAの重要な要素で、「テクノロジーの可視化」と表現している。

卓越したエアロダイナミクス性能も注目点だ。『A6スポーツバック e-tron パフォーマンス』の空力ボディは、アウディ史上最も優れたCd値0.21を実現し、圧倒的な一充電走行距離769kmに貢献している。『A6アバント e-tron パフォーマンス』はCd値0.24、一充電走行距離726kmとなる。
インテリアでは、MMIパノラマディスプレイが特徴で、曲面デザインとOLED技術を備えた11.9インチのAudiバーチャルコックピットと14.5インチのMMIタッチディスプレイで構成される。オプションのテクノロジーパッケージには助手席用の10.9インチMMIフロントパッセンジャーディスプレイも含まれる。OSにはアウディとして初めてAndroid Automotive OSを採用し、標準アプリケーションに加えサードパーティアプリもダウンロード可能だ。

パワートレインは、強力でコンパクトかつ高効率な電動モーターと、PPE用に新開発されたリチウムイオンバッテリー(総電力量100kWh、正味容量94.9kWh)を搭載する。両モデルは1基の電気モーターを搭載した後輪駆動で、システム最高出力280kWを発揮し、0から100km/hまで5.4秒で加速、最高速度は210km/hだ。
さらにA6スポーツバック e-tronに、新世代のバーチャルエクステリアミラーとアダプティブエアサスペンションを組み合わせたオプションのレンジプラスパッケージを装着した場合は、一充電走行距離が846kmとなり、日本国内最長の一充電走行距離を達成する電気自動車となる。
価格は981万円から。

X(旧Twitter)では、「電気なのに東京から広島まで走れちゃうじゃん」「EVなのに長い航続距離は魅力やな」などEVでありながら長距離性能を有する点に注目が集まる。
また「冬場使ったら実際はどれくらい走るんだろう?」「実際の電費気になるな」など、実用電費が気になるというユーザーの声も多くみられた。
このほか、「VWも含めワゴンに力が入ってるのホント素晴らしい」「アバントはルーフラインが低くてスタイリッシュ」など、日本車では少なくなったステーションワゴンタイプの投入を喜ぶ声も見られた。